11月10日任期満了の長野市長選に向け、同市の政治団体「信州・生活者ネットワークながの」などが、政策研究グループ「NAGANO未来工房」を発足させる。学習会を通じて市政の現状を確認する一方、候補擁立も視野に入れるとし、31日に県庁で記者会見して設立を発表する。 同団体は市役所第1庁舎と長野市民会館建て替えをめぐり、2011年に住民投票条例制定の直接請求をした住民グループの母体。未来工房には約20人が参加する見込み。09年の前回市長選で敗れた元外資系ホテル日本支社長の高野登氏(59)=東京都=もアドバイザーで参加。24日の取材に対し「(アドバイザーとして)地域に貢献できるなら、自分の立候補は不要と考えている」としている。 未来工房は2月上旬以降、月2回ほど学習会を開いて市政の現状を確認し、政策について話し合う。共同代表に就任予定の山岸綾子信州・生活者ネットワークながの代表は「市政をただ批判するのでなく、市民の声を生かして将来のビジョンを自分たちで考えたい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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