第15回長野オリンピック記念長野マラソン(日本オリンピック委員会、日本陸連、長野県、長野市、信濃毎日新聞社主催、NHK共催)は21日、雪の降る中、午前8時半に長野市の長野運動公園をスタートし、長野オリンピックスタジアムまでの42・195キロで競った。男子は公務員ランナーの川内優輝(埼玉県庁)が2時間14分27秒で優勝した。男子で日本人選手の優勝は初めて。(記録は速報) スタート時の気温は0・4度と冷え込み、路面は所々でシャーベット状となった。過去最多となる9068人(男子7687人、女子1381人)のランナーは、長袖シャツや雨がっぱを着るなど防寒対策をしながら一斉にスタートした。 男子は4人の先頭集団が5キロを15分23秒、10キロを30分58秒で通過。12キロ付近から川内とイザヤ・ベン(エリトリア)の争いとなり、中間点は1時間5分45で通過した。30キロ手前でアレクセイ・ソコロフ(ロシア)が追いついて先頭は3人に。川内は33キロ手前でベン、40キロ手前でソコロフを引き離した。 女子はナターリア・プチコワ(ロシア)が10キロ手前から1人で抜け出して独走した。 降雪はレース前半で雨に変わった。大会事務局によると、この日早朝に長野市の除雪車が出動し、コース後半部分で除雪するなど対応に追われた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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