中川村長選は、現職の曽我逸郎氏(57)=無所属、葛島=が、新人で前村議の藤川稔氏(60)=無所属、大草=を348票差で破り、3選を果たした。 曽我氏は昨年12月に立候補を表明。「村の良さが子や孫へと受け継がれる村づくり」を掲げ、新規就農者の研修施設や若者定住住宅の建設による農業や地域の担い手確保を訴えた。村への転入者が増えたことなど2期8年の実績を強調。村内全域に設けた後援会組織の若返りも図り、幅広い支持を集めた。 藤川氏は2月下旬に立候補を表明し、村議を辞職。農業振興や定住促進を訴え、現職批判票を取り込んだものの、及ばなかった。 投票率は82・69%で、前回選の85・34%を2・65ポイント下回った。(長野県、信濃毎日新聞社)
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