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県内15歳未満13・5%と過去最低 高齢化率は最高更新

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 県内総人口に占める15歳未満(年少人口)の割合は、4月1日時点で13・5%と過去最低となり、年少人口が1割に満たない町村も過去最多の11町村に上ることが30日、毎月人口異動調査に基づく県の年齢別人口推計で分かった。65歳以上の割合を示す高齢化率も28・0%で、前年同期を0・9ポイント上回り、過去最高を更新した。  県は本年度からの「総合5か年計画」で「活動人口増加」をプロジェクトの一つに位置付け、県内への転入増などの対策を打ち出している。今回の推計では年少人口の割合が高齢者の半分以下に減っており、女性が働きやすい環境づくりなど将来の「働き手不足」を見据えた対策が一層求められそうだ。  人口総数(年齢不祥を含む)は212万1223人。年少人口は前年同期比5232人減の28万4972人で最少だった。一方、65歳以上は同1万5987人増の59万2157人で過去最多。15歳~64歳の生産年齢人口は同2万4270人減の123万8371人(58・5%)で、1955(昭和30)年の国勢調査時点と人口も割合もほぼ同じだった。  年少人口の割合が最も少ないのは下伊那郡天龍村の5・7%。木曽郡王滝村が7・4%、下伊那郡根羽村が8・0%で続いた。年少人口が1割未満の町村数は、平成の大合併で市町村数が現在の77になった2010年の7から増えており、今回は下伊那郡売木村が新たに加わった。天龍村の担当者は都市部の住民が農村部に移住し地域活性化などに取り組む総務省の「地域おこし協力隊」制度などを通じ「外部の人材を積極的に活用していきたい」としている。  高齢化率が最も高いのは天龍村の55・0%で、同郡大鹿村が50・4%、下水内郡栄村が47・4%と、上位3村は前年と同じだった。天龍村は2003年4月以降、11年連続で最も高かった。19市では大町市(32・7%)と飯山市(32・3%)が前年に続き30%を上回ったほか、岡谷市が30・3%と新たに3割となった。  高齢化率が低かった下位3町村も前年と変わらず、上伊那郡南箕輪村21・0%、北佐久郡御代田町23・4%、東筑摩郡山形村24・3%だった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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