中央道恵那山トンネル下り線（下伊那郡阿智村―岐阜県中津川市、全長８４８９メートル）の天井板撤去工事が今月２０日～７月１０日に行われる。６月２１日から同トンネル下り線を通行止めにし、上り線など計１３キロ区間を対面通行にして車両を通す。対面通行区間の手前で渋滞が予想されるため、中日本高速道路（名古屋市）は他の道路への迂回（うかい）を呼び掛けている。
同社によると、事前準備を行う同２０日午後６時～翌２１日午前６時は、恵那山トンネル上り線を通行止め、同下り線を片側通行にする。
同２１日午前６時～７月９日午後１時は同トンネル上り線が対面通行となる＝図。区間は恵那山トンネル東側の網掛（あみかけ）トンネル（同村）東方―恵那山トンネル西側の神坂（みさか）トンネル（中津川市）西方。
対面通行区間の制限速度は４０キロ以下とし、３０分おきにペースカーを走らせて速度の抑制を促す。同区間内では既存の信号機４機に加え、下り線用に４機を増設。さらに同トンネルの出入り口付近に人員を配置してトンネル内での事故に備える。
対面通行区間の手前では最大２キロ程度の渋滞を予想。通常より２０分ほど時間がかかるとみている。同社は長野、愛知、岐阜県内の高速道路約７０カ所に簡易情報板を設置するなどして、迂回路となる木曽谷の国道１９号、伊那谷の国道１５３号の状況を伝える。
復旧工事を行う７月９日午後１時～翌１０日午前６時は、恵那山トンネル上り線が通行止めになる。同下り線は平常通り通行できる。（長野県、信濃毎日新聞社）
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中央道恵那山トンネル下り線の天井板 ２０日から撤去工事
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