松本市街地でさまざまな野外体験を楽しめる「ネイチャリングフェスタ自然と遊ぼうin松本」が20日、2日間の日程で始まった。この日の松本は最高気温32・5度の真夏日だったが、子どもたちは暑さにめげず、女鳥羽川で水生生物を探したり、公園に設けた壁をロープで下りたり。素足で川に入った家族連れは「気持ちいいね」と歓声を上げた。 同市惣社の福知凌太君(5)は川底でざざ虫を見つけ「これは大きい」と喜んだ。姉で同市清水小1年の里桜(りお)さん(7)は「貝がたくさん採れる」。ボランティアで子どもたちに付き添った信州大理学部2年の成田冴理(さえり)さん(19)は「中学時代以降は川で遊んだことがなく、私も楽しい」と話していた。 花時計公園で高さ約5・4メートルの壁を下りた同市開智小6年の渋谷陶子さん(12)は「地面に下りるとほっとした」と笑顔を見せた。 フェスタは松本市と信濃毎日新聞社などでつくる実行委主催。他にカブトムシに触ったり、木工品を作ったりできるコーナーもある。問い合わせは事務局(電話0263・26・0085)。(長野県、信濃毎日新聞社)
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