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ETC不正利用の疑い、県内初摘発 安曇野の業者逮捕

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 県警交通指導課と安曇野署は8日、高速道路の自動料金収受システム(ETC)を不正に利用し、本来の通行料を免れたとして電子計算機使用詐欺の疑いで、運送業の「ケーサービス」(安曇野市穂高北穂高)社長木下博幸容疑者(43)=安曇野市穂高柏原=を逮捕した。ETCの不正利用容疑の摘発は県内初。  逮捕容疑は、木下容疑者は同社の男性役員、男性社員と共謀、ことし5月23日、社員が中型けん引車を運転し長野道安曇野インター(IC)のETC専用レーンから「中型車」の料金区分で長野道上り線に入る一方、役員はトレーラー付きの中型けん引車を運転し同ICから「特大車」の料金区分で同線に入った。  2台は近くの梓川サービスエリアで待ち合わせ、トレーラーを付け替え。社員はトレーラーをけん引して中央道経由で都内のICまで走行し、割安の中型車の料金区分のまま高速道を下りた。トレーラーを付けた「中型車」は「特大車」としてETC車載器の情報を登録。本来1万3千円余りの料金がかかるのに約3千円で走行し、約1万円を免れた疑い。役員はトレーラーを外した後、松本ICで降りていたという。  調べに対し、木下容疑者はトレーラーの付け替えは認めたものの、「車両の都合上で、正規料金を免れるつもりはなかった」と容疑を否認しているという。同署などは社員、役員からも同容疑で任意で事情を聴くとともに、同様の犯行を繰り返していたとみて調べている。同署などは8日、同社と木下容疑者の自宅計2カ所を家宅捜索し、関係書類などを押収した。  帝国データバンクや同社ホームページによると、同社は県内外に複数の営業拠点を持ち、従業員は90人余。(長野県、信濃毎日新聞社)


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