Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

「E7系」県内初走行は12月 ブレーキ性能など試験へ

$
0
0

 JR東日本が2015年3月に長野―金沢間で開業予定の北陸新幹線(長野経由)に導入する新型車両「E7系」の試験走行を、現行の長野新幹線区間で12月に始める方針であることが28日、分かった。同社は来年3月をめどに長野新幹線長野―東京間での先行営業運行を目指しており、試験走行を重ねて準備を進める。  JR東日本によると、E7系は12月初めころから東北新幹線の仙台―盛岡間で基本的な性能を確認した後、長野新幹線区間の試験走行に入る。全国屈指の急勾配区間となっている安中榛名(群馬県安中市)―軽井沢間でブレーキ性能の確認や、軽井沢―佐久平間で50ヘルツから60ヘルツに切り替わる周波数に対応した走行を繰り返し、営業運転に備える。  周波数が変わる区間は長野以北の延伸開業区間にもあるため、まずは長野新幹線区間で安定走行を試す。試験走行は夜間から始め、昼の走行も取り入れていく予定だ。E7系車両は長野新幹線車両センター(長野市)の所属となる。JR西の新型車両は「W7系」の名称で来年4月をめどに最初の編成が完成し、白山総合車両基地(石川県白山市)に搬入される。  一方、建設主体の鉄道・運輸機構は12月1日から、延伸区間の長野―黒部宇奈月温泉(富山県黒部市)間で土木構造物や軌道、信号設備の機能点検を始める。来年3月28日までの予定で、JR東日本の新幹線総合検測車「イーストアイ」車両などが走行しながら点検を行う。まずは時速30キロで走り、徐々に最高速度の260キロまで上げていく計画だ。新型車両による長野以北での試験走行は来年4月以降となる。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>