長野電鉄(長野市)は16日、来年4月の消費税率8%への引き上げに伴い、4月1日付で運賃値上げを国土交通省に認可申請すると発表した。値上げ率は平均2・86%で、同社鉄道事業部は「全体として105分の108(消費税の値上げ率)以内の増収となるようにした」としている。 同社の運賃値上げは、消費税率が3%から5%に引き上げられた1997年4月以来、17年ぶり。 普通運賃は、現行の最低運賃の160円区間(2キロ以内)は170円に改定。長野―須坂間は20円上がって540円に、長野―湯田中間は30円上がって1160円になる。特急料金(100円)は変わらない。長野―須坂間の1カ月定期では、通勤が現行より610円値上がりして2万1820円に、通学が340円上がって1万2200円になる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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