上田の名所や名物、分かるかな　塩川小４年生、かるた楽しむ

　上田市塩川のイラストレーターＡｉ（アイ、本名上野愛）さん（１９）ら３人が２４日、市内の名所や名物を紹介する「信州上田カルタ」を同市塩川小学校に贈り、４年生３０人が総合的な学習の時間に早速楽しんだ。３人が「上田を好きな子どもを増やしたい」と作ったかるたで、市内の全小学校と幼稚園、保育園にも計約３００セットを配る。 　同校卒業生で取り札の絵を描いたＡｉさんと、読み札の文を作った同市生田の自営業三上雄也さん（３５）が同校を訪問。青木勇治校長に６セットを手渡した。 　子どもたちは４～６人で１組になり、パソコンで水彩画風に描いた取り札を並べると、「かっこいい」「かわいい」。Ａｉさんが「皆踊る丸子ドドンコドッピカーン」「霊泉寺寺の傍（そば）から湧く名湯」と読み上げると、「はいっ」と元気な声が響いた。 　１４枚取った小山銀斗君（１０）は「（絵札には）自分が知っているものも、分からないものもあった。またやりたい」。担任の五十嵐和夫教諭（４９）は「地元について学ぶきっかけになる。引き続き授業で使いたい」と話した。 　かるたは上田市大手の市観光会館などで、当面１セット１５００円で販売している。（長野県、信濃毎日新聞社）