県内は22日午後も多くの地域で好天となり、豪雪の影響を受けた観光地や住宅地などでは除雪作業が続いた。 北佐久郡軽井沢町では、国道18号など幹線道路の排雪・除雪作業が行われ、大雪の影響で閉店していた店も週末を迎えるのに合わせて営業を再開。通常の冬場の週末ほどでないものの、観光客の姿が戻ってきた。 商店が並ぶ旧軽井沢銀座通りでも除雪が進んでおり、通りに面した靴店の副店長上原彩那(あやな)さん(21)は「これまでは店が開いていても、地元の人やわずかな観光客が歩く程度でしたが、ようやく店も人も動きだしたきた感じです」と笑顔だった。 松本市の松本駅前はこの日も、除雪された雪が人の背丈ほどに積み上がり、通る人たちは足元を気にしながら歩いていた。 須坂市望岳台の住宅地では、そろってスコップを手にして除雪する家族も。子どもと一緒に自宅前の雪かきをした原寿子さん(37)は「ようやく晴れ間が出て、日中の気温も上がって雪解けが進み、助かりました」と話していた。 上田市国分の千曲川河川敷の雪捨て場には、たくさんの雪を積んだトラックが次々にやってきた。「きょうだけでもう10回くらい雪を運び、疲れました」と話す男性ドライバーもいた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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