大町市の牛越徹市長(63)=無所属、常盤=は25日に開会した市議会3月定例会の招集あいさつで、「市民がこうありたいと願う街を実現するために労を惜しむことなく、全力を尽くしたい」と述べ、任期満了に伴う6月22日告示、29日投開票の市長選に3選を目指して立候補すると正式表明した。 牛越氏は、市民協働の地域再生など任期中に手掛けた施策の成果が出始めていると説明。「今後の大町市の進むべき道筋について熟慮を重ねた結果、10年後、20年後、さらには50年後にも大町市が活力を維持し、豊かな地域であるよう、市長として果たすべき責任の重さをあらためて深く認識した」と述べた。定住促進、雇用確保、安心安全の三つの重点プロジェクトの継続にも意欲を示した。 牛越氏は県職員を経て2006年の市長選に立候補し、無投票で初当選。10年の前回市長選で新人との一騎打ちを制して再選を果たした。 現時点では、ほかに出馬の模索や候補擁立に向けた具体的な動きは出ていない。(長野県、信濃毎日新聞社)
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