県内外のご当地ヒーローが集う催し「ローカルヒーロー大逆転!」が16日、下伊那郡下條村の道の駅「信濃路下條」で開かれた。2003年に下條村で「地域戦隊カッセイカマン」が誕生したのに合わせて04年に村などが始め、10回目。カッセイカマン事務局の斎藤充さん(38)は「これからもここでしか見ることができないショーを続けたい」と話した。 「渦戦士(うずせんし)エディー」の徳島市、「超装甲ジオブレード」の東京都足立区など18団体が参加。観客約3千人が集まった。 カッセイカマンは、上田市の「六文戦士ウェイダー」などと最終ステージに登場。効果音に合わせてパンチやキックを繰り出し、悪役との激しい戦闘シーンを演じた。ヒーローが劣勢になると、子どもから「頑張れ」と励ましの声が上がり、悪役を倒すと大きな拍手が送られた。 昨年4月にデビューした六文戦士ウェイダーの企画などを担当する羽地輝(はねじひかる)さん(43)は「村が一体となって(催しを)作り上げているところがすごい」。群馬県太田市の「風天狗(かぜてんぐ)リューマイン」の石関俊明さん(44)は「ここのショーは子どもが多い。情熱と夢の物語が観客を引き付け、これだけの規模になった」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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