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羽田国交相は「出ないことはない」 民主党県連

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 民主党の羽田雄一郎国土交通相(45)=参院県区=が父親の羽田孜元首相の引退を受けて衆院3区にくら替え出馬する場合、党が世襲制限を理由に公認しない方向で調整に入ったことについて、党県連の北沢俊美代表は17日、信濃毎日新聞の取材に、雄一郎氏は公認がなくても「(3区から)出ないことはない」と述べた。雄一郎氏は無所属も視野に、転身出馬する意向を複数の関係者に伝えている。  同党は2009年衆院選マニフェスト(政権公約)で「国会議員の世襲禁止」を掲げ、今回のマニフェストにも盛り込む方針。野田佳彦首相は16日の記者会見で「脱世襲政治を推進する。世襲政治家が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する古い政治に戻すことがあってはならない」と強調した。  自民党では福田康夫元首相や中川秀直元幹事長の子息が父親と同じ選挙区から立候補する予定。民主党執行部は自民党との違いを際立たせ、衆院選を有利に導く戦略だ。  これに対し同党県連は17日、衆院選対応を協議する拡大常任幹事会を長野市で開催。孜氏の後援会「千曲会」が19日開く後継者検討委員会で、雄一郎氏を3区後継候補と正式決定するのを待ち、党本部と公認などについて協議する方針を確認した。  終了後の会見で、北沢代表は党の世襲制限を踏まえ、「いきなり公認申請するのではなく党側といろいろ協議していきたい」と説明。一方、「3期参院議員で当選し、現在大臣であるという(雄一郎氏の)確立した政治家としての立場を考慮していない発想ばかりがある」と、党本部側をけん制した。  常任幹事会は、前職が離党した5区についても候補擁立を確認。北沢代表を臨時の総支部長にして早期に新しい役員体制で総支部を立ち上げ、事務所を構える。候補は「地元に縁のある人」(倉田竜彦県連幹事長)を選ぶとした。(長野県、信濃毎日新聞社)


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