任期満了に伴う諏訪郡下諏訪町長選は18日投開票され、現職の青木悟氏(58)=無所属、魁町=が、新人で元銀行員の中村直亮氏(41)=無所属、矢木西=を2213票差で破り、3選を果たした。 青木氏は9月下旬、定例町議会で出馬表明し、財政の健全化や、懸案だった諏訪湖畔・赤砂崎用地の防災公園化など2期8年の実績を強調。防災対策を進める「安心安全な町づくり」を重点に、高齢者福祉の充実、産業振興など24の公約を掲げた。町内全域に11支部ある後援会の活動を中心に支持を広げた。 中村氏は「衰退する故郷を活性化させたい」と10月初めに立候補を正式表明。子育て支援策を柱に、若い世代を中心に浸透を図って追い上げたが、及ばなかった。 投票率は60・13%で、2008年前回選の54・39%を5・74ポイント上回った。(長野県、信濃毎日新聞社)
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