４月の佐久市長選、新人の花里氏が出馬を正式表明　

　任期満了に伴う４月７日告示、１４日投開票の佐久市長選で、新人で国際協力機構（ＪＩＣＡ）東京国際センター所長の花里信彦氏（５３）＝無所属、志賀＝は１９日、市内で記者会見し、「海外の仕事で培った、人を束ね、生かす力を使い、市民のためにより良い佐久をつくりたい」と述べ、立候補を正式表明した。 　花里氏は、豊かな自然環境を観光や再生可能エネルギーとして生かすことや、道徳心を重視した教育改革を行うなどと主張。世界への視野を広げる「開発教育」も進めるとした。現市政が住民投票の結果を受け建設を中止した総合文化会館については「将来を見据えて事業を見直す中で、必要があれば建設もあり得る」とした。 　花里氏は同市出身。１９９５年にＪＩＣＡ職員になり、ＪＩＣＡアフガニスタン事務所長などを務めた。２月に退職する予定。 　同市長選ではこれまでに、現職の柳田清二氏（４３）＝無所属、野沢＝が再選を目指して立候補を表明。他にも出馬を模索する動きがある。（長野県、信濃毎日新聞社）