昨年12月の衆院選に「日本未来の党」公認で長野5区から出馬し、落選した加藤学前衆院議員(44)が25日、飯田市内の事務所で記者会見し、「いったん政治活動を休止させていただく」と述べ、次期衆院選に長野5区から出馬しない考えを正式に発表した。 民主党の候補公募に応じて2005年に長野5区から立候補し、09年に初当選。衆院議員1期の政治活動を振り返り、「世襲でない議員として、新たな政治文化の一ページを開くことができた」と述べた。リニア中央新幹線の県内ルート決着への対応を挙げ、「歴史が決まっていく過程に関わらせていただき、やりがいがあった」と語った。 今後の政治活動については「チャンスがあればやってみたいが、具体的なビジョンは持っていない」とした。 既に後援会の解散手続きを済ませた。今月中に飯田市から実家のある上田市に転居し、研究職関連の仕事を探す意向だ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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