第27回国宝松本城氷彫フェスティバル(松本市などでつくる実行委主催)が26、27日の2日間開かれた。26日夕から12時間かけて造られた氷像が27日、松本市の松本城公園に姿を現した。青空の下、日差しを受けて透明に輝く氷の彫刻に大勢の見物客が見入っていた。
県内外の12チーム(2人一組)が氷像を制作。コンクールとしての審査もあり、躍動感あふれるイルカの泳ぎと波しぶきをかたどった作品「イルカ」が金賞に選ばれた。他に、翼と角のある馬が跳躍する「大空へ」、少女と小鳥が語らう「命の語らい」、魅惑的な人魚を表現した「神秘な海」などが並び、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。
家族で見物に来た市内の主婦津嘉田麻季さん(37)は「娘が喜んだ。水しぶきの表現など、迫力があってすごい」と話していた。
ことしは鍋の振る舞いもあった。市観光温泉課は将来的には氷像に加え、鍋も楽しんでもらえる祭りを目指していきたいという。(長野県、信濃毎日新聞社)
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松本城で氷彫フェス 迫力の作品群 寒い冬楽しもうよ
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