上田市中央北の上田大(だい)神宮(今井正昭宮司)で2月3日に開かれる「節分追儺祭(ついなさい)」で、市内の小学生女児3人が平和を祈念する「浦安の舞」を奉納する。3人が追儺祭で舞うのは初めてで、小学生が登場するのは8年ぶり。「緊張するけれど頑張りたい」と張り切り、27日は3時間近く同神宮社務所で練習した。 3人は同市西小に通う6年小林さくらさん(12)と4年すみれさん(9)姉妹=上田市常磐城6、同市北小3年岡崎双葉さん(9)=同市中央4。姉妹は昨年11月、岡崎さんは昨夏から月2、3回練習を続けている。 同神宮によると、浦安は「心安らか」の意味。笛や太鼓の音に合わせ、扇などを手に10分ほどかけて舞う。27日は同神宮権禰宜(ごんねぎ)の水科稔さん(54)が「指先までおろそかにしないで」などと指導し、3人は真剣な表情で何度も動きを確認した。小林さくらさんは「見た人に幸せな気持ちになってもらえるように舞いたい」と話した。 同神宮の浦安の舞は毎年、地元の中高生ら子どもたちが舞うことにしており、小学生は2005年以来。当日は午後3時20分ごろから、水科さんの次女で、同神宮で奉納経験がある大学生の美香さん(22)を加えた4人が拝殿前に設けた舞台に立つ。観覧無料。(長野県、信濃毎日新聞社)
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