ノルディックスキー・複合の全日本選手権は27日、信濃毎日新聞社杯を兼ねて北安曇郡白馬村で行い、昨季ワールドカップ(W杯)個人総合2位の日本のエース、渡部暁斗(北野建設)が初優勝した。弟の善斗(早大・白馬高出)が2位に入り、同村出身の兄弟が地元でワンツーフィニッシュを飾った。 渡部暁は前半飛躍(HS98メートル、K点90メートル)で92メートルを飛んで2位タイにつけると、トップの渡部善と6秒差で出た後半距離(10キロ)で逆転した。最長不倒の94・5メートルを飛んだ渡部善は、兄から10秒遅れでゴールした。 3位に永井秀昭(岐阜日野自動車)が入り、加藤大平(サッポロノルディックク)は4位、湊祐介(東京美装)が5位で続き、W杯遠征組が上位を占めた。32歳の高橋大斗(土屋ホーム)は6位だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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