北信地方の公立中学校で男子バレーボール部の顧問を務める男性教諭(27)が昨年9、12月に部員2人に体罰を加え、1人にけがをさせた問題で、同校は29日、この教諭を同部顧問から外したことを明らかにした。校長は取材に「これだけ大きな問題になり、継続させるのは難しい」と話した。後任は未定としている。
同校はまた、この教諭による体罰について、31日に全校の保護者向け説明会を同校で開くことを決めた。
この教諭は部員2人の顔を殴るなどの体罰を加え、1人に口の中を切るけがをさせたが、同校や地元教育委員会は県教委が1996年に出した通知に反し、問題が起きたことを県教委に報告していなかった。また、同部の保護者会が続投を望んでいることなどを理由に、この教諭に顧問を続けさせていた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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