Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

県民手帳「売れてます」 発行5万5000部 全国最多

$
0
0

 県などでつくる県統計協会発行の「長野県民手帳」が、年明け以降も売れている。長野県にまつわる情報が豊富で根強い人気があったが、1月に全国放送のテレビ番組で紹介され、2013年版は県外からの注文も目立っているという。全国40県に同様の手帳がある中で長野県の発行部数が最も多く、隠れたヒット商品となっている。  長野県民手帳は、国勢調査などを担う統計調査員向けに1961(昭和36)年に作り始め、その後一般向け販売も始めた。スケジュール欄の他、付録として県内市町村の人口などの統計、主な祭り、市役所や町村役場の所在地、県議や県選出国会議員の連絡先、県歌「信濃の国」の歌詞などを掲載。大きさは縦14センチ、横8センチで13年版は計272ページだ。1冊500円で、発行部数5万5千部は40県の中で最も多い=表。  13年版は昨年11月に販売を始め、書店やコンビニエンスストアなどからの注文は例年通り年末までがピークだった。スケジュール欄が1月始まりのため、年明けの注文は例年なら2~3件止まり。ところが同協会によると、ことしは県内外から100件・717冊もの注文があったという。  「『信濃の国』や観光情報も載っていて、県民には必須」と話すのは、愛用者の団体職員安藤秀一さん(62)=千曲市。「年齢の早見表や計量単位の換算表が便利」とも言う。群馬県高崎市の会社員徳武淳さん(38)は営業で長野県内を回るため、「市町村や地方事務所の連絡先がとても便利。人口や特産物の統計などもあって面白い」と話す。  全国では、04年時点で東京、大阪、兵庫の3都府県を除く44道府県に同様の手帳があったが、統計資料などの売れ行き低迷により発行元の統計協会が10道府県で解散。ただ、秋田、岡山など6県では惜しむ声に応え、県が民間委託するなどして発行を続けている。  長野県統計協会は、12年版から「信濃の国」の歌詞に加えて楽譜も載せるなど、内容は随時改良しているという。問い合わせは同協会(電話026・232・1121)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>