五輪の「ＷＡ」何度でも　長野で15周年イベント

　１９９８年２月の長野冬季五輪から１５周年を迎え、長野市のエムウェーブで９日、記念イベントが開かれた。競技の様子や、世界中から観客が訪れた市内の光景を映像で振り返ったほか、閉会式で演奏された「ＷＡになっておどろう」に合わせて子どもたちがダンスを披露。来場者は五輪の熱気を思い起こしていた。 　リンク中央に五輪旗が飾られ、スクリーンには聖火リレーなどが映し出された。スピードスケート女子に出場した野明（旧姓上原）三枝さん（４１）＝諏訪郡下諏訪町＝も訪れ、「街がすごく盛り上がり、自分がその中心にいるのが不思議な感じだった」と話した。女子５００メートルで銅メダルを獲得した岡崎朋美選手（富士急）も「皆さんの応援が心の支えになりました」とビデオメッセージを寄せた。 　ボランティア経験者も当時のユニホーム姿で参加。警備を担当した宮川ヤエ子さん（６４）＝長野市広田＝は「閉会式で、日本人も外国人も一緒に歌ったり踊ったりしたことを思い出しました」と話していた。（長野県、信濃毎日新聞社）