「氷の彫刻展」動物などの氷像１５点　長野市エムウェーブ

　長野市のエムウェーブで１０日、「氷の彫刻展」が２日間の日程で始まった。氷の塊を削って仕上げた動物などの氷像１５点をスケートリンクの内側に展示。黄色や青の光でライトアップされ、訪れた家族連れらが見入っていた。 　５羽の白鳥が羽ばたく様子を羽のうねりまで削り込んだ彫刻や、イルカやトビウオといった海の生物が楽しそうに群れで泳ぐ作品がある。どれも高さ２～３メートルほど。県内外のレストランやホテルに勤める料理人ら約３０人が９日午後から夜を徹して作った。重さ１００キロの氷をチェーンソーで粗削りし、細かい部分はドリルやのみで仕上げた。 　家族で訪れた長野市青木島小３年の北沢碧唯（あおい）君（８）と琉聖（りゅうせい）君（６）の兄弟は、川を上るサケを表現した作品に、「本当にサケが飛び出しているみたい」と感心していた。 　長野市、信濃毎日新聞社、エムウェーブでつくる実行委員会の主催で１３回目。市内グループによるダンスなどのステージ発表もある。入場無料。午前１０時～午後６時。（長野県、信濃毎日新聞社）