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県の歩道橋 初の命名権導入 長野の1基 前田製作所を選定

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 県は12日、県内で初めて県管理の歩道橋の命名権者(ネーミングライツ・パートナー)として建設機械製造の前田製作所(長野市)を選んだと発表した。4月から3年間、同社近くの県道の歩道橋1基が「前田製作所前横断歩道橋」となる。県の財源確保策の一環で、県によると歩道橋を命名権の対象とするのは全国的にも数少ないという。  命名権料は年10万円。歩道橋は長さ約19メートル、高さ約5メートル、幅1・5メートルで1967(昭和42)年10月に架けられた。同社は今後、見えやすい位置に同社負担で愛称を書き込む予定で「社会貢献の一環。社名が付くことで話題にもなる」と、効果を期待している。  県道路管理課によると、全国で歩道橋の命名権を導入しているのは大阪府、名古屋市などわずか。同課は「(今後も)地域のランドマーク(目印)になり、交通の利便性向上につながる箇所を選定していきたい」としている。  県は昨年10~11月、歩道橋などの命名権者を募集。同社を含め会社や団体などに購入を呼び掛け、歩道橋には同社だけが応じた。命名権者を選ぶに当たり、地元区や小学校PTAの承諾を得たという。  同時に募集した県菅平薬草栽培試験地(上田市)の命名権者には県薬剤師会(松本市)を選んだ。命名権料は年80万円で契約期間は4月から5年間。愛称は「県薬剤師会 薬草の森りんどう」となる。  同会は4月に予定する一般社団法人への移行をPRするため応募。「薬草の宝庫としての長野県の象徴的な施設を活用した事業の展開を考えたい」としている。  また、県伊那文化会館(伊那市)にも1社から応募があったが、「選定委員会での総合的な判断の結果」(県生活文化課)、選定には至らなかった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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