県内は13日午前、中南部を中心に前夜から降り続いた雪の影響で、交通網が乱れた。 県警高速隊によると、県内の高速道路では午前3時ごろに一部区間で交通規制が始まり、長野道松本インター(IC)―岡谷ジャンクション(JCT)間と中央道甲府昭和IC(山梨県)―中津川IC(岐阜県)間の上下線が午前7時半まで通行止め。この影響で、上伊那郡辰野町、箕輪町にまたがる中央道伊北インター前の国道153号では中央道に入れないトラックや乗用車が立ち往生。中央道の通行止め解除後も、午前9時ごろまで渋滞が続いた。 JR東海によると、午前1時50分ごろ、岐阜県中津川市のJR中央西線坂下―落合川間で、上り貨物列車が雪で倒れた竹と衝突したため、南木曽―中津川間で始発から運転を見合わせ、一部で午前7時過ぎまで続いた。午前7時35分ごろには、木曽郡木曽町の原野―木曽福島間で松本発中津川行き普通列車が線路上にあった倒木と接触し、この区間の上り線が約50分運転を見合わせ、特急しなのを含む後続列車に運休や遅れが出た。 長野地方気象台によると、同日午前11時までの24時間降雪量は白馬と開田高原27センチ、諏訪26センチ、松本18センチ、長野11センチなど。午後は全県で曇りや晴れとなるが、北部では夕方まで雪の降る所がある見込み。(長野県、信濃毎日新聞社)
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