JFLのAC長野パルセイロは11日、静岡県御殿場市を拠点にキャンプインした。3月10日に開幕する参戦3年目のリーグ戦に向け、2月24日まで2週間の日程で集中強化を図る。今季から新たに指揮を執る美濃部監督が目指すサッカーの方向性を固める場にもなる。 故障のDF小川とMF鯨岡を除く24選手が参加。DF西口が合流して新戦力8人が初めて顔をそろえた。11日は長野市からバス移動し、午後に約2時間調整。12日は午前、午後の2部練習を行い、午後の練習は静岡県裾野市の天然芝グラウンドで実戦形式を中心に新たな戦術の浸透や選手間での連係を確認した。 1月16日の始動からチームは既に4試合の練習試合をこなしたが、キャンプでは13日の静岡産大を皮切りに計6試合の練習試合を組んでいる。うち4試合は同じJFL勢だ。「自分にとってJFLは初めて。どれくらいの力かを見ておきたいし、その中で戦術に対する共通認識を選手に浸透させたい」と美濃部監督。昨季J2優勝の甲府から移籍加入したMF畑田は「みんなの特長が分かってきた。このキャンプを大事にしたい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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