諏訪市中洲の市博物館で23日、親子向けの折りびな教室があった。同館で開催中の企画展「諏訪のおひなさま」に合わせた催しで、親子連れなど24人が参加。同館友の会の会員9人の指導を受けながら、折り紙や模様入りの千代紙を使って男びなと女びなを作り上げた。 作り方は初心者向きから、折り紙に切れ込みを入れるなど難易度別に3種類を用意。頭部分を折ったり、切れ込みの入れ方を変えたりして、男びなと女びなの違いを表現した。初めは会員の手を借りていた参加者も、繰り返し作ることで次第に手順を覚えていった。 完成した折りびなは、クレヨンで顔を描いて台紙に貼り付け、折り紙で作った小さな花や金色のびょうぶで飾り付けた。塩尻市洗馬から祖母と訪れた熊谷陽和ちゃん(5)は、完成した折りびなを見て「きれいにできて良かった。家の玄関に飾りたい」と笑顔だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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