大町市の鹿島槍スポーツヴィレッジ(鹿島槍スキー場)で23日、手作りそりの出来栄えやパフォーマンスを競う初の「そりコンin大町」(大町青年会議所主催)があった。大北地方などの12チームが出場し、晴れ渡ったゲレンデに笑いを巻き起こした。 全面結氷した中綱湖を望む約100メートルのコースに、トロッコやタイムマシン、納豆パックなど面白さ重視のそりが登場。出場者は派手にひっくり返ったり、往年のドラマさながらに「僕は死にましぇーん」とトラック型のそりの前に立ちふさがったりして会場を盛り上げた。 段ボールで作った舟のそりで出場した市内の横川晴香(はるか)ちゃん(6)、青柳楓(かえで)ちゃん(6)は「転んでちょっと痛かったけど面白かった」。半袖、ミニスカート姿で疾走した市内の会社員大西加奈佳(かなか)さん(23)は「こんなに楽しい仲間と滑れて感謝」と興奮冷めやらぬ様子だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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