生活協同組合コープながの(長野市)は24日、下水内郡栄村産のソバを使った「福幸(ふっこう)そば」の生麺を3月に販売するのを前に、長野市稲里町中央と安曇野市豊科の直営スーパーで、数量限定の先行販売をした。多くの人に商品を知ってもらい、県北部地震で被災した同村の復興支援につなげる狙い。 長野市の直営スーパーでは、そばを並べたケースの上に、被災した水路の復旧に取り組む村民の様子を紹介するパネルを展示。村の観光パンフレットも配った。買い物客は「おいしい」と試食品を味わい、次々と購入。市内の女性(70)は「復興につながればうれしい」と話していた。 そばは、震災から2年になるのに合わせ、県生活協同組合連合会などが販売を企画。栄村産のソバや県産小麦粉を使って信越明星(上田市)が製造し、全国24都県の生協が限定販売する。県内ではコープながのが3、4月、共同購入向けに扱うほか、長野、安曇野両市の直営スーパーでも販売する。(長野県、信濃毎日新聞社)
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