任期満了に伴う東筑摩郡山形村長選は24日投開票され、無所属新人の経営コンサルタント百瀬久氏(63)=下竹田=が、無所属新人の農業本庄利昭氏(61)=上大池=を破り、初当選した。 百瀬氏は昨年11月に立候補を表明。「自立を継続し、元気で明るい村をつくる」と訴え、子育て支援や介護、福祉に力を入れると主張した。シニア世代の活躍の場づくり、農業や観光の活性化による産業振興も掲げた。村内全6地区に後援会支部を設けて先行し、支持を広げた。 本庄氏は、2005年の村長選以降無投票が続いているとし、1月に出馬表明。村職員を36年務めた行政経験をアピール、縦割り行政を見直すと主張したが及ばなかった。 投票率は71・18%。01年の村長選の投票率83・80%を12・62ポイント下回った。(長野県、信濃毎日新聞社)
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