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相沢病院、世界標準の認証取得 患者の安全や医療の質向上

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 松本市の相沢病院は25日、米国の国際的医療機能評価機関「JCI(ジョイント・コミッション・インターナショナル)」の認証を取得したと発表した。患者の安全と医療の質の向上を図る世界標準の認証で、日本国内6施設目で甲信越地方では初めて。  JCIは、審査を希望する施設を審査員が訪れ、患者のケア、薬剤の使用と管理、感染予防対策など14分野計1200項目を審査する。費用は病院の規模などで変わり、相沢病院で約500万円。有効期間は3年間。  患者が医療機関を選ぶ際の重要な基準になるため、世界50カ国以上で620施設余が認証を得ている。国内では他に亀田メディカルセンター(千葉県鴨川市)、NTT東日本関東病院(東京都)、聖路加国際病院(同)、湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)、聖隷浜松病院(浜松市)の5施設が取得している。  相沢病院は「世界標準で審査されることが重要」と考え、2010年に認証取得に向けた取り組みを開始。約2年半かけて準備し、今月16日に取得した。取得を目指す過程で、患者のプライバシーへの配慮や組織管理態勢も変わったという。同病院を運営する社会医療法人財団慈泉会の相沢孝夫理事長は「認証を取得したら終わりではない。継続的に品質向上に努めることが、病院間競争に生き残る上で重要だ」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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