J2は3日、今季も22クラブが参加して開幕する。第1節は各地で11試合を行い、参入2年目の松本山雅FCは午後1時から栃木県グリーンスタジアム(宇都宮市)で昨季11位の栃木SCと対戦する。2度のキャンプを含め、順調に調整を続けてきた松本山雅は練習の成果を結果で示したい。レベルアップした組織的な攻守を本番でどれだけ発揮できるか。今季を占う意味でも重要な一戦となる。 チームは松本市内のグラウンドで2月28日にミニゲーム、3月1日は15分×2回の紅白戦で調整した。降雪などでグラウンドが使えない場合に備えて静岡県御殿場市のグラウンドも借りてあったが、反町監督は「慣れた場所で準備できるのは良いこと。いい状態で開幕を迎えられ、うれしく思う」と、開幕前の率直な思いを口にした。 昨季の栃木SCとの対戦成績は2戦2敗。松本山雅が対戦した21クラブのうち唯一勝ち点を奪うことができなかった。選手たちは雪辱を期しており、船山は「借りを返したい。どの試合でも先制点が大事になる」、塩沢は「試合の入り方を重要視したい。試合に出たら絶対にゴールを決めるつもりでプレーする」と意気込む。 各クラブは11月24日の最終節まで42試合を戦う。上位2クラブがJ1に自動昇格し、3~6位の4クラブはJ1昇格プレーオフの参加資格を得る。(長野県、信濃毎日新聞社)
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