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松くい虫の農薬空中散布 上田市、13年度も中止

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 松枯れが県内で最も深刻な上田市の松くい虫防除対策協議会(会長・母袋創一市長)は18日、市内で会合を開き、2013年度に有人ヘリによる農薬の空中散布を行わない方針を決めた。09年度から5年連続の散布中止となる。母袋会長は「(空中散布は)市民への健康被害を明確に否定できない」と述べた。  上田小県地域では、小県郡青木村が同市と同様、13年度に5年連続で空中散布を行わない方針だ。  同協議会事務局の市森林整備課は、かつての空中散布区域は60ヘクタールほどで、中止後の09~12年度に被害を確認したアカマツは、全4万2千本の0・9%に当たる計370本と説明。「伐倒駆除や地上散布で被害の急激な拡大を防いでいる。今後もこうした対策を続けたい」とした。  県森林づくり推進課によると、11年度の松くい虫の被害量は全県で6万立方メートル余。うち上田市は最多の約1万7800立方メートルで、3割ほどを占めた。本年度は大町、千曲、駒ケ根3市、埴科郡坂城町、東筑摩郡筑北、麻績、生坂3村が空中散布を実施。13年度は飯田市を加えた8市町村が実施を検討しているという。(長野県、信濃毎日新聞社)


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