下伊那郡阿南町の公式ホームページ(HP)が何者かに改ざんされていたことが18日、分かった。町総務課によると、改ざんされたのは2月27日で、同日から3月6日までの閲覧者のパソコンはウイルスに感染した可能性があるとして、除去を呼び掛けている。町HPの一部ページを閲覧すると、自動的に海外サイトにアクセスするように改ざんされていた。 同課によると、6日午後3時50分ごろ、町HPを閲覧した鹿児島県庁職員から、ウイルス対策ソフトで感染が検知された―と連絡があった。同町の連絡で、HPのサーバーを管理している長野市内の接続業者が不正アクセスを確認し、HPを閉鎖。サーバーにアクセスするためのパスワードを変更し、7日にHPを再開した。HP閉鎖までのアクセス数は4646件だった。 同課は、町の担当者数人しか知らないサーバー接続用のユーザー名とパスワード名が不正入手された可能性があるとみているが、経緯は不明。町役場のパソコンへの不正アクセスやウイルス感染はなかったという。問い合わせは町総務課(電話0260・22・2141)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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