東御市八重原の芸術むら公園で13日夜、願いを込めた1文字をろうそくの火で形作る「キャンドルナイト」があった。市内の小学生らが手作りしたろうそく800個をスタッフらが並べると、「夢」が浮かび上がった。 キャンドルナイトは、ことしで20回目を迎えた「火のアートフェスティバル」(13、14日)のイベントの一つ。昨年は東日本大震災などの被災地復興を願い、「祈(いのり)」を作った。ことしは一般公募の中から「つらいことがあっても、いつも心に夢を持とう」と、実行委が「夢」を選んだ。 7・2メートル四方のスペースに全てのろうそくが置かれると、来場者から歓声が上がった。家族で訪れた同市北御牧小学校5年直井大樹君(11)は「とてもきれい。寒いけれど心は温まった」。 この日のフェスでは、市民らの陶芸作品を公園内の登り窯で焼いた他、地元の刀剣作家宮入法広(のりひろ)さんによる鍛冶の実演などがあった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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