19日午後1時35分ごろ、下高井郡山ノ内町志賀高原の一の瀬ダイヤモンドスキー場近くで、クロスカントリースキーをしていた同町東小学校5年の三原舜矢(しゅんや)君(11)=同町平穏=が、同町寒沢の中山哲治さん(34)が運転する圧雪車の後部ローターに巻き込まれた。岳南広域消防本部の救助隊員が駆け付けたが、三原君は間もなく死亡が確認された。中野署は中山さんから事情を聴くなどして、事故当時の状況や事故原因などを調べている。 現場はクロスカントリースキーのコース上。同署や県警捜査1課などによると、コースは平たんで幅5~6メートル。異常音に気付いた中山さんが前進していた圧雪車を止め、ローターに巻き込まれた三原君を見つけたという。事故当時、コースは誰でも入れる状態だった。 町教育委員会によると、同コースでは同日午前、クロスカントリースキーの大会があり、中山さんは大会後のコース整備をしていた。三原君は東小クロススキー部員。19日に春休みが始まり、午後から他の児童21人と同コースで練習していた。外部の男性コーチと保護者各1人が引率していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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