任期満了に伴う木曽郡上松町長選は24日投開票され、無所属の現職田上正男氏(60)=小川=が、無所属新人で元町総務課長補佐の小林功氏(53)=同=を668票差で破り、3選を果たした。 田上氏は昨年12月に立候補を表明。「人・森・水が輝く『グリーンユートピアタウン』の構築」を掲げ、観光地のブランド力向上や農林業活性化、新たな役場庁舎建設の方向付けを進めるとした。町内全域を網羅した後援会組織を中心に政策を訴え、幅広い年代から支持を集めた。 小林氏は1月に町職員を退職し、出馬表明。新産業の創出や経済対策の推進を訴えたが、現職との間で主張に明確な違いがないことや知名度不足もあり、及ばなかった。 投票率は80・54%。2005年の町長選の投票率83・74%を3・20ポイント下回った。(長野県、信濃毎日新聞社)
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