写真と俳句を組み合わせる「フォト×俳句」の全国大会「信濃紀行 第３回全国フォト×俳句選手権」（主催・信濃毎日新聞社、特別協賛・ニコン、ニコンイメージングジャパン）は１４日、須坂市のシルキーホールで「グランプリの部」の公開審査や表彰などを行い、２日間の日程を終えた。グランプリには水戸市の打越（うちこし）栄さん（６４）、準グランプリは下高井郡山ノ内町の杉本裕さん（５２）ら３人が選ばれた。
グランプリの部の作品投稿はことしから１人３点以内に増えた。参加者が初日に須坂市内を回って撮影、思い思いの句を付けた。１６４点の投稿があり、３人の審査員が予備審査をして公開審査に残す３０点を選んだ。
約８０人が観覧した公開審査では１点ずつスクリーンに映し、各審査員が松（５点）、竹（３点）、梅（１点）、残念（０点）の札で採点。その後、高得点を挙げた上位４点に絞って公開で議論し、グランプリを決めた。打越さんの作品は、須坂市内にある積石（つみいし）塚古墳「八丁鎧塚（よろいづか）古墳」を撮影し、「騎馬の民秋風にのり鎧塚」と句を付けた。画面いっぱいに広がる古墳の石積みの迫力と、「騎馬の民」と詠んだ句との絶妙な響き合いが高く評価された。
グランプリ以外の入賞、入選者は次の通り（敬称略）。
▽準グランプリ 宍戸安子（広島市）倉田有希（東京都渋谷区）▽審査員特別賞 田中清（松本市）仲俣一重（飯綱町）浅田季祐（埼玉県ふじみ野市）▽フレッシュ賞 溝口桃子（伊那市）▽フォトコン賞 佐藤幸男（塩尻市）▽優秀賞 村松伸一（長野市）村山要（東京都文京区）須川久恵（東京都世田谷区）田中保（須坂市）溝口祐子（伊那市）▽入選 名久井苑生（埼玉県嵐山町）伝田忠三（長野市）川崎彰典（埼玉県美里町）田中賢一（須坂市）土屋春雄（御代田町）金田孝（飯田市）飯野佳代子（埼玉県美里町）西村美枝（長野市）藤本知之（広島市）根笹貴之（佐久市）
【上位の作品は１９日付の特集面で紹介します】（長野県、信濃毎日新聞社）
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須坂のフォト×俳句 グランプリは水戸市の打越さん
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