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「氷環」カーリング地蔵 軽井沢・泉洞寺でお披露目

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 北佐久郡軽井沢町追分の泉洞寺(せんとうじ)は6日、同町のカーリングのまちづくりを盛り上げようと境内に建立した「カーリング地蔵」の開眼法要をした。桜井朝教(ちょうきょう)住職(56)は、カーリングの漢字表記を独自に「氷環(ひょうかん)」と決め、地蔵の名「氷環慈石(じせき)地蔵尊」とともにお披露目。地元の競技、観光関係者、檀家ら約60人が集まり、競技普及や観光振興への地蔵の活躍に期待した。  地蔵は石でできており、台座を含め高さ約140センチ。競技で使う「ストーン」形の石の上に立つ。桜井住職が筆を手に「点眼(てんげん)」の儀式を行った。同郡御代田町出身の女子選手5人でつくる城西大(埼玉県)チームの土屋海(かい)さん(21)=4年=が、ブラシを地蔵の手に持たせ、奉納した。  日本カーリング協会によると、カーリングを表す公式の漢字はない。中国語では「氷壺」と書く。桜井住職はこの日、「環」には、ストーンや的になる「ハウス」の円形、ストーンの回転、人と人との輪―といったさまざまな意味を込めたと説明。「この地から(この漢字表記も)広げていってほしい。ストーンを投げる時、上にお地蔵さんが乗っている姿を想像してもらうとありがたい」と話した。  法要後、住職や城西大の選手らは、開眼した地蔵と共に初の記念撮影。県カーリング協会長の佐藤雅義さん(75)は「ここにお参りすれば勝てるという雰囲気になるといい」。軽井沢観光協会長の土屋芳春さん(57)は「地域に愛される観光拠点になればうれしい」とし、城西大の土屋海さんは「カーリングとお参りをセットにして軽井沢に訪れてもらいたい」と期待した。(長野県、信濃毎日新聞社)


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