松本市四賀地区の4小学校を統合した新設の四賀小学校で8日午前、開校式が開かれた。入学式と始業式もあり、真新しい校舎に1~6年生160人の笑顔があふれた。 始業式では児童を代表して6年生の武川夢(まどか)さん(11)が「4小学校が集まり人数が多くなった。力を合わせて新たな四賀小学校の歴史をつくり上げていこう」と呼び掛けた。桐原憲治校長(58)は「花と仲間と笑顔を大切にしよう」と激励。Jリーグ2部(J2)松本山雅FCのスローガン「ワン・ソウル(思いは一つ)」を引き合いに、「チーム四賀として、思いを一つにすてきな学校をつくろう」と話した。 開校式では、市教育委員会の斉藤金司教育委員長が開校を宣言。4小学校の校章から受け継いだ柏の葉をモチーフにした校章が入った校旗を、桐原校長に手渡した。 違う小学校から来た子どももさっそく仲良しに。6年の山村真鈴(まりん)さん(11)は「もう友達になっちゃった。体育館でいっぱい遊びたい」と笑顔だった。 市教委によると、四賀小学校は同市会田に総事業費約17億3千万円で建設。延べ床面積3千平方メートル余の鉄筋コンクリート造り2階建て。当初の建設予定地から中世の遺構が発掘され、現在の場所に建設地を変更。このため開校が予定より2年遅れた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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