県内での強風や大雨による影響は8日午前も続き、飯田市で倒木が原因で停電が起きたほか、山梨県内での倒木でJR中央東線で運休があった。一方、6日夜に崩落した土砂が新潟県妙高市の線路に流入したJR信越線は、8日午前9時半すぎに運転を再開した。 中部電力飯田営業所によると、飯田市上飯田の約20戸が同日午後0時半すぎまで停電した。7日午後9時35分ごろ、倒木で電線が切れたのが原因で、強風の影響とみられる。復旧作業を進めている。 同市危機管理・交通安全対策室などによると、強風のため同市仲ノ町の住宅1戸の屋根のトタン約40平方メートルがめくれていたことも分かった。 8日午前6時すぎには、山梨県韮崎市藤井町のJR中央東線新府―韮崎間で、高さ10メートル余、直径約50センチのクヌギが電線に倒れかかっているのを走行中の上り普通列車の運転士が見つけて緊急停止した。JR東日本八王子支社は強風で倒れたとみている。倒木を撤去後、午前10時半から運転を再開した。この影響で、長野県内では特急あずさ、スーパーあずさの上下6本が運休、普通上下計11本が富士見―小淵沢間、松本―上諏訪間で部分運休した。 一方、脱線事故があったJR信越線は土砂を取り除き、線路の安全を確認して運転を再開。JR東日本新潟支社(新潟市)によると、信越線は8日、復旧までの間に午前5時台の始発からの上下普通計7本を運休した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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