駒ケ根市の駒ケ根高原に、専用ポールを両手に持って歩く「ノルディックウオーク」のコースが完成した。1周3・3キロで、コース沿いにはショウジョウバカマなどの草花が群生する。同市の第三セクター中央アルプス観光が整備し、本年度から歩き方などの教室を開催。「癒やし」や「健康」を切り口に同高原の魅力を発信する狙いだ。 同社が運営し、キャンプ場や温泉などがある「駒ケ根高原家族旅行村」の山林を活用。ウッドチップ(木片)を敷いたり、看板を立てたりした。同社によると、ポールの使用で足腰への負担が軽減される一方、上半身も使うため運動効果は高いという。 教室は、「全日本ノルディック・ウォーク連盟」(大阪市)公認指導員で同社取締役の竹村章さん(59)ら社員10人ほどが指導。竹村さんは「幅広い年齢層が気軽に楽しめる。普及させ、豊かな自然に包まれた地域の魅力をさらに高めていきたい」と話す。 コースは無料で自由に利用できる。教室は毎週金曜午前10~11時で、受講料800円(ポールのレンタル代など含む)。申し込みは同旅行村(電話0265・83・7227)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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