県内のことしの風疹患者が14日現在で20人となり、全医療機関から患者数の報告を受け始めた2008年以降で最多を更新したことが17日、県のまとめで分かった。妊婦が感染すると、胎児にもうつり障害を残すこともあるため、県健康長寿課は手洗いやうがいの徹底、予防接種といった対策を呼び掛けている。 同課によると、風疹は春から初夏にかけて感染しやすい。7日現在の患者数は16人で過去最多だったが、8~14日にさらに4人増加した。4人はいずれも成人男性で、妊婦への感染は確認されていない。同課は「きちんと対策を取り、特に妊婦への感染を防いでほしい」としている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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