松本市波田の上波田地区の仁王門で20日、子どもが県宝の木造金剛力士像の股をくぐって健康を祈る「仁王尊股くぐり祭」が2日間の日程で始まった。 「仁王尊の股をくぐったらはしかが軽く済んだ」という言い伝えを地元住民が祭りとして復活させ、毎年県内外から多くの家族が訪れる。この日は、407人の赤ちゃんや子どもが泣いたり笑ったりしながら股をくぐった。 2歳から毎年くぐっている同市筑摩小4年の近藤孟(たける)君(9)はことしで8回目。成長した体を必死によじりながら通り抜け、「来年はもう通れないかもしれない。ことしがラストくぐりです」。(長野県、信濃毎日新聞社)
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