任期満了に伴い、無所属新人2人が立候補し20年ぶりの選挙戦となった青木村長選は21日投開票が行われ、前村社会福祉協議会長の北村政夫氏(70)=当郷=が、前村議の小林桂三氏(35)=殿戸=を破り、初当選した。 北村氏は、引退する宮原毅(みやはらたけし)村長(81)の自立路線を継承するとして昨年12月に立候補表明した。埼玉県県土(けんど)づくり局長などを務めた45年の行政経験を強調。観光振興を軸に、乾燥野菜など特産品の開発支援と販路開拓、村内の工場と連携が取れる企業の誘致などを公約に掲げた。村内全12区に後援会支部を設けて先行、支持を広げた。 小林氏は、若さと2期8年の村議経験を前面に、子育て世代の負担軽減や特別養護老人ホーム増床などを訴えた。出馬表明が告示直前の今月12日で、出遅れを挽回できなかった。 定数10を1上回る11人が立候補した村議選は現職6人、新人4人が当選した。党派別は共産1人の他は無所属。女性は1人。 投票率は村長選、村議選とも84・10%。村長選は93年の95・71%を11・61ポイントも下回った。村議選は2009年の83・29%を0・81ポイント上回った。(長野県、信濃毎日新聞社)
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