長野市で21日開かれた長野オリンピック記念長野マラソン大会に出場したギリシャの選手2人を、同市昭和小学校の4~6年生16人が応援し、ゴール後に会場の長野オリンピックスタジアム(長野市)で交流した。同校は長野冬季五輪以来、一校一国運動でギリシャと交流を続けている。長野マラソンへの同国選手出場は3年ぶり。選手は児童たちの応援に感謝していた。 イオアニス・マグリオテリスさん(32)は男子18位、ディミトラ・イォルダニドゥさん(33)は女子12位と、ともに完走した。児童たちとの交流でマグリオテリスさんは「素晴らしい日だった。皆さんからたくさんの力をもらった」、イォルダニドゥさんも「大変なマラソンだったけれど、皆さんと会えて幸せな気持ち」と感謝。選手は児童たちに好きなスポーツを聞いたり、ギリシャのじゃんけんのやり方を披露したりした。 全員で記念写真も撮影した。6年生の岩下颯太(そうた)君(11)は「日本と文化が似ていて驚いた。もっとギリシャのことを知りたい」と話していた。選手らは22日に同校を訪問する。(長野県、信濃毎日新聞社)
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