飯山市瑞穂の「菜の花公園」で5月3~5日に開く「いいやま菜の花まつり」に向け、約4ヘクタールの園内の菜の花が順調に育っている。現在、園内の花は七分咲きで、期間中に満開を迎えそうだ。祭り前の28日も公園は多くの人でにぎわった。 菜の花は直径1センチほどの花が幾つも付き、黄色いじゅうたんのように広がっている。公園を管理する市民有志の会「菜の花さかせるかい」(約40人)事務局長の高沢勇一さん(43)=飯山市瑞穂=によると、ことしは雪解けが早く、祭り前に見頃を迎える心配もあったが、このところの寒さで成長が遅れ、祭りと見頃が重なりそうだという。 「さかせるかい」の会員は6月から畑を起こし、9月に種をまく。翌年3月には雪解けの状況を見ながら融雪剤をまいたり、肥料をやったりする。祭り期間中は観光客から園内や周囲の山の説明などを求められ、忙しい日が続くが、高沢さんは「喜んでもらえればそれが何よりです」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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