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山岳ガイド力、上高地で磨け 日本協会が独自の研修施設

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 公益社団法人日本山岳ガイド協会(東京)が北アルプス上高地(松本市安曇)に自然ガイドや山岳ガイドの研修施設を29日に開設することが10日、分かった。ばらつきがある各ガイドの力量を向上させる狙いで、山岳ガイド団体が独自の研修施設を設けるのは国内で初めて。  施設は上高地バスターミナルの西側で、県森林組合連合会(長野市)が運営していた保養施設「上高地アルプス山荘」を活用。木造2階建て約750平方メートル、40人を収容できる。同協会が4月、同連合会から買い取った。施設の日常的な管理は、松本市のNPO法人信州まつもと山岳ガイド協会やまたみが担う。  日本山岳ガイド協会は会員数約千人を誇り、国際山岳ガイドを認定できる国内唯一の団体。自然、登山、山岳などに資格を分類した認定制度を運営し、ガイドの技術を維持するため年間100回を超える研修を開く。今後、このうち約20回(参加者数は約400人)を同施設を拠点に開く方針。将来、登山者や観光客にガイドを紹介できる態勢をつくる構想もある。  10日に同施設を訪れた同協会理事長の磯野剛太さん(59)は「運動生理や山岳気象の専門家も招いて研究施設の機能も持たせたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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