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霧ケ峰、児童が植えるニッコウキスゲ守れ 電気柵設置へ準備

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 諏訪市郊外の霧ケ峰高原で在来植物の花畑再生に取り組む小和田牧野農協(諏訪市)はことし、新たに児童がニッコウキスゲの苗を植える約9800平方メートルの牧草地を電気柵で囲む。苗を食べるシカを撃退する狙いで、11日、準備を始めた。  蛙原(げえろっぱら)にある組合所有地で、霧で視界がきかず、シカの鳴き声が時折近くで聞こえる中、組合員ら約20人が作業。既にネットを張って苗を育てている区画の隣で邪魔になる草木を刈り、「コ」の字形に支柱を立てた。電気柵は長さ約400メートル。太陽光パネルで発電し、24時間稼働する。県が費用を負担する。近く張り巡らせる。  区画内ではことし、長野市の長野日大学園長野小、諏訪市の城南、中洲、湖南小、岡谷市岡谷小の児童が苗を育てて植える。順調なら花は3年後に咲くという。同組合霧ケ峰再開発部長の藤森順三さん(64)=諏訪市小和田南=は「苗を植えた子供たちが、大人になっても見に来てもらえるとうれしい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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